日本語でも日常的に使われる「微妙…」「ビミョー」という言葉…。
意外に英語にするのが難しい言葉ですが、会話の内容によっていくつか表現方法があるので、例文と一緒に紹介していきたいと思います。
①I’m not sure about ~
クリス、この間ネットでこんな本が紹介されてた。
英語をいかにトランスレーションではなく、ローカライゼーションしていくか…っていうのがテーマの本みたいだけど、表紙にもある通り、
「ビミョーは英語にどう訳す?」
これが僕も気になってて、クリスに聞いてみようと思ってたんだ。
なるほど。英語のローカライゼーションはあんまり聞き馴染みがないだろうけど、基本的にはその国や地域によっていかに伝わるか、親近感のある翻訳にするかという考え方だよ。
「微妙、ビミョー」っていうのはその良い例だね。
実際本で取り上げられるくらい難しいんだけど、なぜかというとこれという正解はなく、会話の流れによってしっくりくる英語が変わってくるんだ。
いくつか例文を見ていこう。
▼例文
I’m not sure about this music.
この音楽は微妙だね。
さっきの本でも取り上げられてる通り、まずはこれを押さえておこう。
音楽や食事の感想を言うときに使われるのが一般的で、I’m not sure about… で覚えておくのがおすすめ。
② mix feeling
そしてもう一つ覚えてほしのが mix feeling。
「うまくいえない、微妙な心境」という意味。良い感情も悪い感情も混ざってる様子を表すよ。
これも例文を見たほうがわかりやすいね。
▼例文
I have mix feeling about this girl…
彼女って微妙だ…
I have mixed feelings about the decision.
その決定に複雑な気持ちになる。
I had mixed feelings looking at this photo.
この写真を見たら複雑な心境になった…。
mix feeling 基本的にいろんなことに対して使えるんだけど、あえて I’m not sure about との違いをいうと、例文の一番目の通り、人への微妙な印象を表現するときに使うことが多いかな。
「(人に対して)悪い印象もないけど良い印象もない…=微妙…」
比較的日常会話にも出てくる微妙の表現だから、I’m not sure about と一緒に覚えておこう。
なるほど、確かに微妙に違うな。
微妙っていう単語1つとっても、英語では会話の内容次第で表現が変わったりするんだね。
確実に日本の教科書とか参考書には載ってなさそうだけど、こういう話し言葉のようなものを覚えておくことは大事だよね。
そのとおり。
いくら文法や単語を知ってても、いざ会話になってみると頭がこんがらがって言葉として出にくい。
何かを見たり聞いたりして微妙…って感じたときに「mix feeling」や「I’m not sure」がスッと出てくるように練習すると効果的だよ♪