4つの「旅」 journey, travel, trip, tour の違い 動詞で使うと…

語彙力
・旅、旅行っていう単語はいくつかあるけど、それぞれ違いってあるの?
・実際日常会話でよく出てくる単語はどれ?

journey, travel, trip, tour…
それぞれ旅や旅行を表す単語ですが、当然意味に違いがあり、多少使い分けが必要になります。
ポイントは旅行の期間です。

旅・旅行を表す単語

journey 時間が長い旅/旅の過程
travel 旅行する/一般的な旅行 ←よく使う
trip 短い旅(何時間、日帰りとか) ←よく使う
tour 多目的地一周の旅

基本的に旅を表す単語はこの4つになります。
おそらくみなさんが予想したイメージとそんなに違わないと思います。

この中で日常英会話でよく使うのは travel と trip。
特に travel は汎用性が高いのでこれだけ覚えていればそんなに困らないと思われます。

またコロナの影響で「go to トラベル」「go to travel」というフレーズをよく見かけるようになりましたが、実はちょっと文法的にはおかしな文章になります。(まあ意味はわかるし覚えやすくていいですけどね…。)
travel を使って「○○へ旅行いく」と言いたいときには「travel to ○○」という風に、 travel を動詞として使うのが一般的です。

trip を動詞で使うと3つの違う意味になる

動詞としての trip の意味
1.つまづく
2.混乱している ←黒人がよく使う
3.ドラッグを吸う

ここで trip について深堀りしていきたいのですが、trip は動詞として使うと「旅行する」ではなく他の意味になります。

代表的な意味は「つまづく」という意味で、下記の例文のように使われます。
その他にも黒人の人がよく使う「混乱している」だったり、あんまり僕やみなさんにはご縁がないと思いますが笑、ドラッグを吸うときにも trip が使われます。

▼例文
1. I tripped by stairs.
階段でつまづいた。

2. I’m tripping.
私は混乱している。

3. Bad trip.
ドラッグ吸ったあとに不良な反応が起こったこと(頭が痛いとか)

少し旅単語からは脱線してしまいましたが、シーンや使い方によって違う意味も押さえておくと、文脈や会話の流れを読み違うことも少なくなるので、併せて覚えておきましょう。

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