さて今回は「電車内の風景」から見えるものを英作文していきたいと思います。
取り上げる英語の主なトピックは以下の通りです。
電車の乗り降り自体とはあまり関係ないものの、日常英会話でもよく使う表現を網羅しているので、
ぜひ最後まで読んでもらえると嬉しいです。
電車内の風景から
緊急停車している電車内の様子
最初に電車が緊急停止しているシチュエーションから。
写真が実際に緊急停止しているかはわかりませんが笑、緊急停止している前提でイメージしてみましょう。
注目してほしいのは emergency。
emergency は「緊急」という意味の名詞になりますが、
似たような意味を持つ単語に urgent というものがあります。
この urgent も同じ「緊急」という意味の名詞なのですが、両者の違いはわかりますか?
同じ「緊急」という意味か…。
どっちを使うかで緊急の度合いが違ってくるのかな…。
以上のような違いがあります。
つまり、emergency のほうが危険度が高く、非常に危険で重大なときに使われる単語で、
urgent は単純に急ぐときや急を要するときに使われるという違いがあります。
▼urgent を使った例文
This task is urgent.
この案件は急ぎだよ。
また、最初の英作文の中にある「due to」は「~が原因で、~のせいで」という意味の熟語。
他のページで due to を使った例文があるので、そちらも参考にしてもらえるとうれしいです。
マスクをしている人、していない人
お次は電車内の様子から。
新型コロナウイルスが流行していることを前提に、マスクをしている人が少ないということを表現したいと思います。
一つ目のポイントは「流行している」の表現。
例文では spread を使用していますが、go around に置き換えることも可能です。
英語のニュース番組をみていても、”spread” や “spreading” はコロナ関連のニュースのとき、頻繁に登場しているよね。
次に例文の文末の few についてですが、ちょっとここで「少ない」を表す英語の使い方をまとめておきたいと思います。
少ないを表す英語には、主に few と little の2つがあります。
few は可算名詞で、little は不可算名詞になります。
▼little を使った例文
I know the woman a little.
その女性のことは少し知っている。
I feel a little tired.
ちょっと疲れた。
little は不可算名詞なので、数えられないものに対して「少ない」と表現するときに使います。
例文のように「知っている」や「疲れている」は数えれないもの。
一方で、電車内の様子を表した最初の例文で出てきた「少ない」は「人々(people=数えられるもの)」を修飾しているため few を使用しています。
< scarce の本来の意味 >
ちなみにこのような「少ない」の英語関連で、よく質問が挙がるのが「scarce」という単語。
確かに scarce にも少ないの意味は含まれているのですが、scarce は「乏しい」「足りない」の意味で使われる単語なので、little や few に比べて大きくニュアンスが異なるんです。
▼scarce を使った例文
Water is scarce in this area.
この地域はでは水が不足している。
Oil will become scarce.
石油は不足をきたすだろう.
空調が効きすぎている車内
3つ目の英作文は、同意を求める疑問文です。
日本語でいうと「~じゃない?」「~だよね?」に当たるかと思います。
英語では上記の例文のように、Don’t you を使うのが定番。
You think the air conditioner is too strong, don’t you ?(←文末に持ってきてもOK)
このように、don’t you を文末に持ってきてもOKです。
また、「空調が強い」「エアコンが効きすぎ」と言いたいときには、strong と powerful の2つの表現があります。
- The AC (air conditioner) is too strong.
- The AC (air conditioner) is too powerful.
ちなみにエアコンは英語で「air conditioner」ですが、
”AC”と省略されて表現されることが多い単語です。
満員の車内だけど座りたい
お次は満員電車の車内の様子から。
満員電車の中にいるものの、終点までしばらくあるから座りたい、と英語で表現しています。
1つ目のポイントは over 〇〇 というフレーズ。
似たような表現に、「〇〇 or more = 〇〇以上」というフレーズもありますが、日常英会話ではあまり登場することがありません。
よりシンプルに使える over 〇〇 で覚えておきましょう。
ちなみに例文にある、
“take a seat” は “have a seat” でもOKですよ。
揺れる車内でつり革につかまる
最後は車内が激しく揺れるところをイメージして英作文していきます。
激しく揺れるため、つり革につかまっておいたほうがいいよ、と言いたいときの英語表現。
ここでのポイントは「揺れる」の英単語。
Googleで検索すると、「揺れる」には定番の shake に加えて、”sway” という英単語があることがわかります。
こちらの画像のように、木々や枝葉がゆらゆら揺れる様子を sway で表します。
同じ「揺れる」でも、電車で激しく揺れるような場面ではこの sway はあてはまらないので、shake を使って表現しています。
< ”道が悪い”というときの英語表現 >
上記のような電車をはじめ、車でも「ここ道が悪いなあ」と思うときありますよね。
そんなときに便利なのが “bumpy(でこぼこ)” という形容詞。
- bumpy trail
- bumpy road
例えば例文をこう言い換えることもできます。
” You should hold the strap, because we are going to have a bumpy trail. “
こちらのほうがより自然な表現になりますので、ぜひ覚えておきたい形容詞です。
まとめ
以上、電車内のイメージ画像から連想されるシチュエーションをもとに英作文をしていきました。
同じ日本語でも、英語にすると全然違う単語を使うことを意識して例文やポイントになるところを作っていきましたので、
語彙力向上のために活用できるかと思います。
参考になりましたら幸いです。最後まで読んでいただきありがとうございました。
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