はじめに
こちらはGoogleで、「義務 英語」と検索して出てくるものになります。
・duty
・obligation
・responsibility
duty…obligation…responsibility…
それぞれ義務を表す英単語ですが、各単語のニュアンスの違いについては、
「なんとなくわかるけど…はっきりした違いは…」「どれも一緒で同じように使えるのでは?」と感じる人もいるかもしれません。
一言で義務といっても、それぞれ単語が違うからには、当然使う場面やニュアンスが違ってきます。
今回はこの3つの単語を中心に、英語で「義務」を表すときの表現についてまとめました。
responsibility 「責任」
まずは比較的違いがわかりやすい responsibility から。
responsibility には義務というよりも「責任」という訳し方がしっくりくる英単語で、
「responsibility to ~」で「~に対する責任」という意味で登場することが多い単語です。
英単語帳などにも代表的な意味として、最初にこの「責任」が掲載されているものが多いと思いますので、
わりと聞きなじみのあってイメージしやすい英単語かと思われます。
違いがわかりにくい duty と obligation
一方非常に違いがわかりにくいのが duty と obligation 。
日本語と英語のバイリンガルな人に聞いても、その違いをはっきり説明できる人はそうはいないのではないでしょうか。
先ほどのGoogleの検索結果のように同じ日本語で「義務」と記されていて、いまいちニュアンスが汲み取りにくいことからも、
知恵袋などでも質問が挙げられているほどです。
duty 「自分がやらなければならない義務」
まず duty について。
duty が意味するところは「自分がやらなければいけない義務」になります。
例えば家事や育児など、道徳的に自分がやらければならない義務、そういったニュアンスのときに duty が登場します。
務めと訳すと少しイメージしやすいかもしれません。
また duty について別の見方をすると、あくまでその人個人の中での義務や務めの話なので、義務は義務だけど罰則がない義務、やらないと自分の気分が悪い・自分がやらないと困るだけの義務、という言い方もできるでしょう。
なので duty の義務が守られなかったとしても、特に罰則などはありません。
ただ次の obligation については少し話が違い、法律的な問題が登場するケースがあります。
obligation 「強制的に・法律的にやらなければならない義務」
obligation には、強制的なニュアンスが強い英単語です。
それも単なる強制ではなく、法律的にやらなければならない義務を指します。
例文を見ても、duty とはちょっと違ったニュアンスであることがわかると思います。
duty が自分やその人個人の道徳的義務に対して、obligation は法律的な義務なので、違反すると罰則や罰金が発生するようなイメージです。
まとめ
コロナの流行がピークに達したときに、アメリカでマスク着用を義務化を提唱されましたが、罰則を設けるようならそれは obligation の義務になります。
ほかにも大統領の就任に関して、英単語の解説していますので、余裕があったらぜひチェックしてみてください。
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