while の基本的な意味
~の間
while で最も知られている意味は「~の間」だと思います。
これはもはや定番的な使い方だと思いますので、皆さんも意味はご存じだと思います。
ただ、2番目の例文のように「~しているとき」と訳すと、when はダメなの?と思う方もいるかもしれません。
while が「~している間」という期間を表すのに対して、
when はその瞬間のことを表します。
A bird flew into my room when I was sleeping.
このように when を使ってもも通じないことはありませんが、若干不自然さがありますよね。
なぜなら「寝てた瞬間」ではなく、「寝てる間」に鳥が入ってきたわけなので while が好ましいでしょう。
~だが、~だけど、~な一方で、AとBを比べる
while のもう一つの意味が「~だが」「~な一方で」という意味。
while はAとBを比較するときに使われます。
Aは〇〇だけどBはそうじゃない。Aは〇〇だけどBは△△だよね。
こういったように、AとBを比較するときに使われるのが while 。
よく but ではダメなの?という質問が知恵袋などで見られますが、while を but にするのは意味的には通じるのでまだ大丈夫ですが、
while はあくまで A 対 B という比較で用いられるということは意識しておきましょう。
while の品詞
さて、ここまでの例文では接続詞としての while を見てきました。
ただ while にはもう一つよく使う品詞があって、それが名詞です。
- for a while しばらくの間
- a little while しばらくの間
- once in a while 昔々
これらの熟語に見覚えはありますか?
for a while なんかはイディオムとして見たことがあるという方もいるかもしれません。
このように while は名詞としてもよくつかわれる単語になります。
ちなみに once in a while は童話によく登場する出だし、「昔々~」という意味で、long long time ago と同じ意味になります。
「~の間」を表す単語との違い
ここでほかの単語との違いについてみていきましょう。
while の代表的な意味、「~の間」という言葉だけ聞くと、during や between も同じ意味じゃなかった?という疑問が湧いてくると思いますので、それぞれの違いについて解説していきます。
during
まず一番気になるのが while と during の違いだと思います。
全く同じ訳し方で習うので頭がこんがらがっちゃいますよね。
この2つの住み分けは、品詞の違いを意識しておく必要があります。
- while…接続詞
- during…前置詞
意味は全く同じなので、互換性のある単語なのですが、
while は接続詞で during は前置詞ですのでそのまま文章に当てはめるだけではダメ。
while I was sleeping = during my sleeping
このように「前置詞+名詞節や動名詞」の形に変形する必要があるのです。
文法的な話ですね。
among
続いては among。
among も「~の間」という意味で知られていますが、while が表す「間」とはかなり意味が異なります。
例文のように「私たちの中で」「子供たちの間で」というように、人やモノとの間を指しています。
while とはかなり違った意味ですよね。
between
between も同じように人やモノの間を指す単語ですが、
among は3人以上のときに使われるのに対して、between は2人のときに使われる単語。
- among (3人以上)の間で
- between 2人の間で
このように同じ「間」という意味でも while のように期間を表すものもあれば、人やモノとの間を表すものがあります。
日本語訳に惑わされないようにしないとですね。
while の発音は聞こえにくい?
ちょっと while の発音についても見ていきましょうか。
映画を見ていると、while の発音が聞き取れないことがよくあります。
皆さんの中にも発音がよく聞こえないことがあったり、カタカナ英語でもなかなか表現するのが難しいと思ったことがありませんか?
僕も最初のことは「ホワイル」「ワイル」などで覚えていました。
改めて発音記号を見てみると、
hwái
大事なのは最後の「ル」を発音しないこと。
ネットで音声再生を聴いてみても「(フ)ワイウ」というカタカナ英語が一番近く感じます。
プログラミング言語でよく出る?
あんまり英会話と関係ないのですが、while は実はプログラミング言語でよく見かけます。
C言語や java をはじめ、php、js、ruby、それからVBAと幅広く登場します。
基本的には while文として知られていて、繰り返し処理するときの定番ですね。
僕も php を仕事で使ったりするので、while と聞くとプログラミングの意味のほうが体に染みついてたりします。
まとめ
以上、while の品詞や意味、それから意味が似ている単語との違いを中心に解説していきました。
特に日本語訳だけを意識して覚えていると、意味や訳が似ている単語との住み分けがわからなくなってしまうので、例文をもとにしっかりイメージすることが大事かと思います。
また、肝心の発音もどうしてもカタカナ英語では限界があるので、実際の発音を聞いてみて真似するのが一番の上達法。
while は日常英会話でも頻出の単語の一つなので品詞や意味と発音をしっかりマスターしましょう。
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