either が「どちらか一方の」という意味であることは皆さんご存じだと思いますが、
品詞が「形容詞・代名詞・副詞」の3つに分かれていたり、具体的な使い方まで解説できる人はそう多くはないと思います。
僕も品詞もさることながら、発音も微妙で「イーサー?」「アイサー?」でハッキリしないこの単語が割と苦手でした。
この記事では、either を使った定番フレーズである「either A or B」を中心にしながら、代名詞として使う方法も網羅しています。
ぜひご参考いただけますと幸いです。
either の意味
どちらか一方の
either の品詞
- 形容詞
- 代名詞
- 副詞
either の使い方
either A or B
eitherを代名詞として使う
次は代名詞として使うeither。
代名詞といえば this that などがすぐ思いつきますが、either も同じ文法として使うことができます。
一つ目の例文でいえば、have のあとの目的語として either (代名詞)を用いて「どちらか取って良いですよ」と伝えていて、
2つ目の例文でいうと、either を主語にして「どっちでもいいですよ」「どちらも好きですよ。」と伝えています。
ちなみにここでいう「どっちでもいいですよ」は、ここだけ切り取るとネガティブな方(どっちでもいいや)で聞こえてしまいそうですが、
文脈から見てわかるように、「どっちも良いからどっちでも良いですよ」というようにポジティブな意味で使っています。
either の使い方がイマイチわからなかったのは、
品詞を把握していなかったからなんだね…。
“either way” とは?
ネットで either の関連用語を調べていると、「either way」というフレーズに出くわすことがあると思います。
定番語句というほどでもないのですが、検索されている方も多いのでセットで覚えておきましょう。
either way はその単語の並びどおり、「どのみち」「どっちにしろ」「どちらにせよ」という意味があります。
日本語でもAの方法か、Bの方法か微妙な選択をしなくてはいけないとき、
あんまり変わらんなあ…どっちにしろ…
こういうニュアンスで使うのが either way です。
either と “neither” の違い
neither は either の否定形
また、either をネットで検索するとセットで検索候補に出てくるのが neither。
冒頭に”n” がついているのでなんとなく想像できますよね。
neither は either の否定形になります。
neither A nor B
neither A nor B で「AでもBでもない」という否定の表現になります。
基本の形はこれ。
nor も or ではNGなので、「neither と nor はセット」で覚えましょう。
neither of 〇〇
もう1つ、neither 関連でチェックしていただきたいのが neither of 〇〇。
「どちらも〇〇ではない」という意味で使われます。
注意するべき点は、either も neither も対象が2つのときに限られること。
これは訳し方からもわかるとおり「どちらも」としているので、なんとなく2つのときだけなんだろうな、というのはイメージできると思います。
では3つ以上のときはどうするのか?
答えは none 。
None of them are my friend.
誰も私の友達ではないよ。
対象が3つ以上の場合は、このように none で表現します。
まとめ
以上、either の基本的な形から neither との違いまでまとめていきました。
特に最後に強調させていただいた、either も neither も対象が2つのときのみ、それ以上は none を使ったりするよ、という点はぜひ押さえていただきたいポイントです。
また、僕の場合は either の品詞の区別があいまいだったため、使い方をイメージするのに時間がかかってしまいました。
そのため前半部分であえて either の品詞をリストにみました。
either はどの位置に置く単語なのかを知らなかったという方には多少参考になった点もあればうれしいです。
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