今回は料理中のキッチンをイメージしながら英作文をしていきます。
ポイントは以下の通りです。
特に最後の不可算名詞のところは基本的なところながら、久しぶりに英語に挑戦する人にとっては「あれ?なんだっけ?」といった具合で忘れてる人もいるかと思いますので、日常英会話をイメージしながら重点的に解説しています。
また、「匂い」に関する英語のところでも、意外と盲点だった匂いの英語の使い分けを詳しく解説しているので、ぜひ日常英会話の語彙力向上を目標に読み進めていただけると幸いです。
キッチンで料理している風景
匂いが籠ってきた
料理中にニオイが籠ってきたので、換気扇を回してほしいということをお願いするシーンです。
ここでは “ニオイ” という英語表現について深堀りしていきます。
「匂い 英語」で検索すると、
- smell
- flavor
- odor
などが出てきますが、皆さんはこれらの単語のニュアンスの違いがわかりますか?
実はこの3つの単語にはこのような違いがあります。
特に2番目の flavor については、国内では「香り」のイメージが強いものの、
実はこの flavor という単語は、味のことを指します。
- sour cream flavor サワークリーム味
- garlic flavor ガーリック味
flavor は完全に「香り」のことだと思ってたよ…。
本当は「味」のことを指す英単語だったんだね。
また、匂いにも良い匂いと悪い匂いとがあると思いますが、
良い匂いの場合は good 、悪い匂いの場合には strong / bad / awful などの形容詞を使います。
< 換気扇= ventilating fan ? >
皆さんは「換気扇」の英単語をご存じですか?
例文の通り ”fan” という英単語を使うのですが、実はGoogleで「換気扇 英語」と検索すると、
「ventilating fan」
この単語が出てきます。
文字通り、fan に ventilating(換気)がくっついているわけですが、 日常英会話なら fan だけでも十分に通じます。
・flavor も”匂い”というイメージがあるが、実は「味」のことを指す。
・良い匂い、悪い匂いの区別は、good / bad / strong / awful を使って表現する。
友人にもらったターコイズブルーの鍋
お次は手前にあるターコイズブルーの鍋について。
10年前に友人からプレゼントでもらって、そのまま使っていると表現しています。
ここでのポイントは「〇〇からのプレゼント」という英語表現
ついつい「by」などの前置詞を入れてしまいそうですが、from でしっかり覚えておきましょう。
ターコイズブルーの “blue” は不要?
例文の中にもある「ターコイズブルー」という色ですが、
英語では “turquoise” だけでOKで、日本語のとおりに “turquoise blue” といったように blue を入れる必要はありません。
使い果たした塩
普段使っている調味料がなくなった、使い果たしたという英語表現。
「○○を使い果たす」という意味の動詞・熟語をご存知ですか?
答えは例文にもあるとおり、「run out of ○○」で表現することができます。
また、「あとで買いに行ってくる」に対して「そしたらついでに○○もお願いできる?」という質問で、さらに日常英会話っぽく英語を作っていきます。
ここで注目したいのは不可算名詞。
不可算名詞とは、読んで字のごとく「数えられないモノ」。英語では、「uncountable nouns」と言います。
不可算名詞の大事なルールとして、冠詞(a とか the)を付けないというルールが存在します。
代表的な例、「水」を例に説明していきます。
- ✕ I drink a water.
- ○ I drink water.
水は1本2本などのように、本数で数えることができたり(a bottle of water)、
1杯や2杯などのように、杯数で数えることはできますが(a cup of water)、
水そのものを数えることはできませんよね。
例文のように、ketchup や mustard も水と同じく数えれないものなので、不可算名詞の仲間になります。
< “some” は不可算名詞と一緒に使える! >
some は不可算名詞に使える形容詞です。
Can I have some ketchup ?
Can I have some water ?
Can I have some mustard ?
このように使うことができます。some を付けても付けなくても特に意味は変わりません。
そもそも a や the は冠詞だから不可算名詞で使うことができず、some は形容詞なので、some ketchup のように不可算名詞の前に置くことができるのは当然ですね。
< “Coke” は不可算名詞? >
また、不可算名詞の話でよくトピックとして挙がるのが、
「コーラは不可算名詞ではないの?」
答えは No です。
コーラ(Coke)は固有名詞なので、
〇 Can I have a Coke ?
〇 Can I have a Pepsi ?
× Can I have some Coke ?
× Can I have some Pepsi ?
このように、冠詞の a や the が使えます。
水やケチャップと同じ液体で、数えられないのにどうして?と思うかもしれませんが、
ここではシンプルに「固有名詞は数えられる名詞」とだけ覚えておきましょう。
まとめ
以上、キッチンの風景から連想される会話、それを英作文にして表現してみました。
不可算名詞のところについては、反復練習や単語の量を増やすことがコツを掴むカギになると思いますので、代表的な不可算名詞をリストにして覚えるのも効果的だと思います。
ちなみにGoogleで「uncoutable nouns list」と画像検索すると、不可算名詞のリストが載っている画像がいくつも出てくるので、ひとまずそれをチェックしたり単語の意味を覚えたりするのも良いかもしれません。
参考になりましたら幸いです。
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